グルテンフリーダイエットは効果なし?その真相とは

グルテンフリーダイエットは効果なし?その真相とは

先日グルテンフリーについて解説しましたが、このグルテンフリー療法を利用したダイエット方法があるようです。

グルテンフリーのダイエット方法とは、どのようなものなのかあまりピンときていない方も多いのではないでしょうか?

そこで今回はグルテンフリーダイエットとは、また、グルテンフリーダイエットに効果はあるのかについて解説していきましょう。

そもそもグルテンフリーダイエットとは

そもそもグルテンフリーダイエットとは

グルテンフリーダイエットとは、先日解説した、グルテンフリー療法を取り入れることによっておこなうダイエット方法です。

グルテンフリーダイエットでは、グルテンを含む小麦や大麦、ライ麦などの穀物の胚乳から生成されるタンパク質をはじめ、これらの成分から作られたパンや麺、クッキー、さらには、飲み物だとみなさんが大好きなビールなどを摂取しないようにします。

他にもあまり知られていないソースや醤油加工食品にもグルテンは含まれており、小麦粉由来の成分が使用されている場合もありますので、注意が必要です。

意外にも、グルテンは私たちの食生活の中に多く含まれており、グルテンが含まれているもの全般を摂取しないとなると食生活がかなり狭まります。

しかし、実際にこれらのグルテンを摂取しないだけで痩せるものなのでしょうか?

なぜ、グルテンを摂取しないと痩せるのか、下記で解説しましょう。

グルテンフリーダイエットで痩せる理由

では、実際にグルテンフリーダイエットはどのような理由で痩せていくのでしょうか?

実はグルテンには、血糖値を安定させるGLP-1や食欲を抑制するホルモンPPYが含まれています。

解説していきましょう。

グルテンには急激な血糖値上昇を防ぐ効果がある

グルテンフリーダイエットで痩せる理由 グルテンには急激な血糖値上昇を防ぐ効果がある

グルテンには、血糖値の急激な上昇を防ぐ効果があります。

通常、炭水化物や糖分血糖値を急激にあげてしまうため、インスリンの分泌を大量に促し、脂肪に蓄えてしまいます。

パンや麺に加えて、多くの炭水化物食品にはグルテンが含まれておりますが、グルテンフリーダイエットをおこなうことによって、自然とこれらの食事を口にしないようになるということ。

つまり、余分な炭水化物や糖分を摂取しなくなるということは、結果的に、血糖値を下げるGLP-1が正常に分泌されるようになり、血糖値が上がりにくく、痩せやすい身体になるというわけです。

わかりやすく言えば、グルテンフリーダイエットは、グルテンを除くことによって、食生活が改善され、痩せる可能性があるダイエット方法ということですね。

食欲を抑制するホルモンPPY

グルテンフリーダイエットで痩せる理由 食欲を抑制するホルモンPPY

さらにグルテンフリーダイエットには、食欲を抑制する効果があると言われています。

これには、食欲抑制ホルモンのPYYペプチドYY)が関わっています。

グルテンフリーの食事を摂取することによって、このPYYペプチドYY)が正常に分泌され、血糖値が上がりにくくなり、結果、食欲のコントロールができるようになるようです。

つまり、グルテンフリーの食事を取り入れることによって、自然と食事の量が減り健康的な食生活に変わるというわけです。

どちらにも言えるのは、食生活が改善され自然と痩せる身体になっていくということが挙げられます。

グルテンフリーダイエットの注意点

グルテンフリーを取り入れることによって、上記のような効果があることがわかりましたが、実はグルテンフリーダイエットには、注意点もあります。

それは、グルテンフリーダイエット栄養不足に陥りやすいということと、少なからず痩せるため、効果があると感じてしまうこと。

実際に痩せることができても、体調不良になる可能性が極めて高く危険が大きいダイエット方法グルテンフリーダイエットです。

以前ヴィーガンダイエットをご紹介しましたが、これも同じく栄養不足に陥りやすいため、注意しましょう。

グルテンには少なからず栄養素が含まれている

グルテンフリーダイエットは栄養不足に陥りやすい
グルテンには少なからず栄養素が含まれている

実は、グルテンには、ビタミンB12や葉酸、ナイアシンなどのビタミンをはじめ、鉄分、食物繊維、カルシウムなどが含まれています。

普段の食生活では、このグルテンを摂取することによって自然と私たちの身体の中に栄養素が吸収されますが、グルテンを抜くということは、これらの栄養素を排除してしまうということです。

少しなら問題ない」と思っている方も多いかと思いますが、普段摂取しているグルテンを抜いてみると、かなりの量のグルテンを食事から排除することになります。

つまり、少しだと思っていても、実際には多くのグルテンを抜いており、知らぬ間に栄養不足に陥ってしまうのです。

少しは痩せるため勘違いをしてしまう

グルテンフリーダイエットの注意点 少しは痩せるため勘違いをしてしまう

グルテンフリーダイエットでもう1つ注意したい点が、痩せると感じてしまうこと。

グルテンを摂取しなくなると、自然にパンやラーメンなどの麺類を避けることになりますので、炭水化物の摂取をしなくなります。

つまり、食生活が変わるため、太りやすいものを食べなくなるということです。

特に、今までの生活で脂っこい食事カロリーの高い食事を食べていた方は、特に減量の幅が大きいため、これは痩せます。

しかし、上記で述べたように、グルテンには少なからず栄養素が含まれているため、これらの栄養素がしっかりと別の食事から摂取できていないと、栄養不足に陥ってしまうということです。

また、今まで脂っこい食事カロリーの高い食事を食べていた方は、グルテンフリーにすることによって、食事がかなり限られます。

そのため、我慢できずに多くの食事を食べ、リバウンドしてしまうことも挙げられますので、注意しましょう。

グルテンフリーダイエットの研究

グルテンフリーダイエットの研究

2009年にスペインのバレンシアでおこなわれた研究をご紹介します。

グルテン耐性のある方が、グルテンフリーダイエットをした際に、どのような効果、または影響を及ぼすのかを研究です。

Therefore, the GFD led to reductions in beneficial gut bacteria populations and the ability of faecal samples to stimulate the host’s immunity. Thus, the GFD may constitute an environmental variable to be considered in treated CD patients for its possible effects on gut health.

引用:Effects of a gluten-free diet on gut microbiota and immune function in healthy adult human subjects.

健康的な男女10人にグルテンフリーを1ヶ月間実践させ、腸内微生物叢の組成と免疫機能に対するグルテンフリーダイエットの効果が確認できるのかを分析する研究がおこなわれました。

その結果、グルテンフリーダイエットの前後で食事摂取量に有意差は見られず、腸内では、ビフィドバクテリウム、ラクトバチルス、およびビフィドバクテリウムロンガムの数が減少したとのこと。

この研究では、健康的な方がおこなうグルテンフリーダイエットは、有益な腸内細菌数の減少と、免疫機能の低下をもたらし、有害な大腸菌の数を増加させることが判明しました。

これはつまり、グルテン耐性のある方が、グルテンフリーダイエットを無理におこなうことによって、身体に悪影響を及ぼす可能性があるということ。

十分な量の研究結果がないため、確実なことは言えませんが、危険を及ぼす可能性があるということは頭の中に入れておきましょう。

グルテンフリーダイエットの真相

グルテンフリーダイエットの真相

ここまでグルテンフリーダイエットについて解説してきました。

結論としては、グルテンフリーダイエットは、グルテン耐性のある方が取り入れると栄養不足に陥りやすくなり、さらには、腸内環境が悪化するため、グルテン耐性のある方はやめた方がいいダイエット法です。

そもそもグルテンフリーとは、グルテン不耐症セリアック病を患っている方が自身の体調を改善するためにおこなう食事治療法であり、グルテン耐性のある方がおこなうと返ってよくないのです。

つまり、グルテンフリー=ダイエット法ではないということ。

もし、今グルテンを摂取することによって、身体のだるさめまいが頻繁に起こっている方であれば、一度食事からグルテンを抜いてみてください。

そして、グルテン耐性のある方が大事なのは、バランスの良い食生活です。

グルテンには栄養素が少なからず含まれており、グルテンを抜いて栄養不足に陥るのではなく、どうしてもグルテンを摂取したくない、できない場合は、グルテン以外の食事から栄養を補給しましょう。

野菜はもちろん、ナッツなどの豆類フルーツなどから栄養を補給し、足りない場合は追加でサプリメントから栄養素を補給することをおすすめします。

まとめ

今回は、グルテンフリーダイエットの効果や研究、注意点について解説してきました。

グルテンフリーダイエットは、ダイエット法ではなく、グルテン不耐症やセリアック病の方が自身の体調を整えるためにおこなう療法です。

グルテン耐性のある方がグルテンフリーダイエットをおこなうと、逆に体調が悪くなってしまう可能性もありますので、注意しましょう。

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