
こんにちは!Fitpiperです。
近年注目されている、食品に関する新しい概念と、その中でも血圧の改善にうれしい成分について紹介したいと思います!
最近血圧が気になり始めた方や、身近に血圧で悩んでいる人がいる方にとってきっと有益な情報となるかと思いますので是非ご覧になってください!
1.近年注目されている新しい概念 三次機能とは?

新しい概念とは、食品の質を決めるのは物質としての特性だけではなく、それを摂取する生体に及ぼす効果、すなわち”機能性”によって評価すべきだという見方です。
これが食品の持つ生体調整機能(三次機能)として注目されています。
2.三次機能にはどのような働きがあるのか?
今回紹介する植物性のタンパク質には主に”3種類”の三次機能があるとされています。
(1)活性を有する形で食品素材中に含まれている顕在的な生理活性ペプチド
(2)加工、保護中や、消化の過程で、活性の持たない食品たんぱく質の部分加水分解物によって派生する潜在的な生理活性ペプチド
(3)加水分解以外の機構によって、食品加工、保護中に生成するペプチド
以上3種類の三次機能のうち、今回は、血圧の改善に良い働きのある、
(2)の分類に含まれる、アンジオテンシン変換酵素阻害ペプチドについて、ご紹介いたします!
3.血圧を抑える アンジオテンシン変換酵素阻害ペプチドとは?
まず血圧の改善によいお年をアンジオテンシン変換酵素阻害ペプチドを説明するにあたって、アンジオテンシンと、その変換酵素、阻害ペプチドの3つに分けて解説していきます!
(1)アンジオテンシンとは?
まずアンジオテンシンには、「アンジオテンシンⅠ」と「アンジオテンシンⅡ」が存在します。
アンジオテンシンⅠは、肝臓や肥大化した脂肪細胞から生成・分泌されます。これ自体には生理活性の働きはほとんどありません。
しかしアンジオテンシンⅡとなると、副腎皮質という体のホルモンを調整する器官の受容体と結合して、アルドステロンという物質の合成・分泌が促進されます。
(2)アンジオテンシン変換酵素とは?
アンジオテンシン変換酵素(ACE)とは、その名の通り、アンジオテンシンⅠをアンジオテンシンⅡにする酵素です!
どのように変換するかというと、ブラジキニンという物質を分解することでアンジオテンシンを変換します!
ブラジキニンとは発痛物質としても知られる化学物質ですが、強力な血管平滑筋弛緩作用があり、血圧を下げくれる働きがあります。
つまり、アンジオテンシン変換酵素に血圧を上昇させるような働きがあることがわかります!
(3)アンジオテンシン変換酵素阻害ペプチド(ACE阻害ペプチド)とは
ACE阻害活性阻害ペプチドとは、血圧を降下させてくれるブラジキニンという物質を残して、血圧を上昇させるアンジオテンシンⅡに変換させないことで、血圧を抑えてくれるような物質です!
3.ACE阻害活性ペプチドを多く含む植物性タンパク質は?

植物性タンパク質といっても大豆や、黒大豆、大福豆、金時豆、小豆など様々ある中で、何が一番おすすめなのでしょうか?
結論から言うと、えんどう豆が持つACE阻害活性が最も高く、次いで金時豆、大豆、大福豆となっております!
他にも、えんどう豆のメリットとしてACE阻害活性に対するフィチン酸の割合が最も少ないことがわかっております。
フィチン酸とは、体内の環境では鉄や亜鉛と強く結びついて体内への吸収を阻害してしまう物質です。
つまりえんどう豆タンパク質は、ほかの植物性タンパク質と比較して血圧の上昇を抑える働きが高いことがわかりました。
参考: 吉田恵子、四十九院成子”各種豆類のアンジオテンシンI変換酵素阻害活性について”東京家政大学 紀要 2004-08-31
4.えんどう豆タンパク質を補給するには何がおすすめ?
一番のおすすめは、これまでもいくつかの記事で紹介してきたANOMAのプロテインがおすすめです!
特に最近発売された抹茶味は、香りがすごく豊かで味もとても楽しめるようなプロテインとなっております!
また、人工甘味料不使用、なので体にも優しく飲みやすくなっているそうです!
体に優しく、少量から続けやすいプロテインなのでぜひ一度調べて見てください!
まとめ
今回は、植物性タンパク質が持つ働きについて、簡単にまとめてみました。
えんどう豆タンパク質は、ほかの栄養素の吸収を妨げることなく、血圧の改善に役立つことがわかりました。
ぜひ参考にしてみてください!